理事長挨拶

【念頭所感】ごあいさつ
年頭に当たり、先ずは2026年こそ大過なき良き年であることを、会員の皆様と伴に祈念致したいと存じます。
ところで、遺憾ながら年初から悲しい話でスタートさせて頂きます。
当会の創設者であります木村忠夫様が2025年7月8日に満82歳でご逝去されました。
木村様は2025年2月3日開催のNBS新春講演会・新年会にもご出席され、木村様とのご親交が縁で講師をお引き受けいただいています熊野英生先生(第一生命経済研究所チーフエコノミスト)とも親しくご歓談されていたのですが、その五ヶ月後に思わぬ訃報に接することになりました。
NBSとしては木村様を偲ぶ会の開催をご親族にご相談致しましたが、「関係の皆様もご高齢の方が多く、却ってご迷惑をお掛けするのでは」とのことで御辞退されました。尚、先月12月3日に行いましたは青山での忘年会には会員17名が出席され、開会の冒頭に木村様の経産省での二年後輩にあたる井出亜夫様に「献杯」の発声をお願いいたしました。そして会場の窓外から望む木村様の御自宅の方角に向かい、それぞれの偲ぶ思いの杯を捧げました事、また懇談の一時を木村様から御世話になった思い出を語りながら過ごしました事を、会員の皆様に御報告いたします。
さて、2025年は暑熱の夏を始めとした異常気象、コメ価格から不動産に至る諸色に亘る物価騰貴等々、理屈を説明されても心の納得がいかない物事が多発する“困惑の年”でした。
賃上げ率以上の物価上昇!年金生活者から社会人一年生まで、日本国中が日々の生活に工夫を要する時代となっています。先の講演会で拝聴した様に、我国の社会全般がDX的進化を実現し、また経済全般の組み立てを変革し、例えばその果実の一端である所得水準が世界のトップ水準となるといった変革の年のスタートとなる事を会員の皆様と伴に祈念します。
また、数少ない明るい世間の話題は坂口志文さんと北川進さんのノーベル賞受賞です。しかし、日本の現在の学術環境を考えた時、受賞者全員が過去から何度も基礎研究への補助金拡大、大學の経常費補助金の拡大を訴えられてきていますが、実際の現場では全くその動きが及んでいません。筆頭責任を負うべき政治の世界では、与野党ともに相変わらずの選挙目当てのバラマキ補正予算の上塗りで、政治理念の貧困が、その実際の結果として国民の実生活の貧困という形で、ツケ廻しをしてきていると言えます。
先進国と呼ばれる国々の中で、唯一、四十年近くも停滞を続ける日本社会の病根とその解決方法を、会員の皆様とともに是非、学び行動する一年となる事を切望しています。
末筆ながら、会員の皆様の益々の御健勝を祈念しつつ、本会活動への変わらぬ御協力と御支援をお願いいたします。
2026年 元旦
特定非営利活動法人ビジネス・サポート
理事長 観野 福太郎